バイクで遠出を楽しむ際、意外と困るのが走行中のエネルギー補給です。特にヴィーガンを実践しているライダーにとって、立ち寄ったコンビニや売店ですぐに食べられるものを見つけるのは少しコツがいります。空腹のまま走り続けると集中力が欠けてしまうため、あらかじめ準備しておくことが安全運転にもつながります。今回は、ツーリングの途中で手軽に手に入り、かつ動物性原料を含まないおすすめの行動食をご紹介します。
コンビニやスーパーで選ぶ植物性のエネルギー源
長距離を走るライダーにとって最も身近な補給地点はコンビニエンスストアです。おにぎりコーナーでは、梅干しや昆布、おかか以外の混ぜご飯など、動物性エキスが含まれていないものを成分表示で確認しながら選ぶのが基本となります。最近では塩むすびも定番ですが、ミネラルを同時に補給できるため、汗をかく季節には特におすすめの選択肢です。
また、ナッツ類やドライフルーツは、多くの店舗で取り扱いがある心強い味方です。素焼きのアーモンドやカシューナッツは良質な脂質とタンパク質を摂取でき、腹持ちも良いため、長時間のライディングをサポートしてくれます。レーズンやドライマンゴーなどの果実系は、疲れた脳に素早く糖分を届けてくれるため、休憩時間の短いリフレッシュに最適です。これらはパッケージがコンパクトなものが多く、タンクバッグの隙間にも収まりやすいというメリットもあります。
さらに、最近では大豆を主原料としたバータイプの食品も増えています。中には乳製品や卵を使用していない完全植物性の製品も並んでいることがあるので、お気に入りのブランドをいくつか覚えておくと、出先での買い出しが非常にスムーズになります。
パッキングに最適!持ち運びやすいヴィーガンおやつ
自宅から出発する際にあらかじめ用意しておくなら、より選択肢が広がります。ツーリングでは荷物の振動や温度変化を考慮する必要がありますが、そんな環境でも劣化しにくいのがクラッカーや和菓子です。特に羊羹は、少量で高カロリーを摂取できるため、自転車乗りだけでなくオートバイ乗りにとっても古くから愛されている行動食です。個包装のタイプを選べば、グローブを外してすぐに口に運ぶことができるため、信号待ちや短い停車時間でも補給が可能です。
また、バナナも優れた植物性食品ですが、バイクのパッキングでは潰れてしまうリスクがあります。その場合は、あらかじめカットしてタッパーに入れるか、より頑丈なドライバナナを代用するのが賢い方法です。自然な甘みはツーリングの疲れを癒やし、次の目的地までの活力を与えてくれます。
さらに、意外と知られていないのが甘栗です。油を使わず、素材そのものの甘みを楽しめる甘栗は、ビタミンや食物繊維も豊富に含まれています。パウチタイプであればゴミも少なく済み、走行中の軽い空腹感を満たすには十分な満足感があります。これらをバランスよく組み合わせることで、栄養の偏りを防ぎながら、飽きることなく走り続けることができます。
水分補給と合わせて考えたい賢い補給のタイミング
行動食を摂取する際は、水分補給のタイミングも重要です。ヘルメットを被っているとついつい水分を摂るのを忘れてしまいがちですが、植物性の食品は水分と一緒に摂ることで、より満足感が高まりやすくなります。おにぎりやナッツを食べる際は、水やお茶を意識的に多めに飲むようにしましょう。これにより、胃の中での消化を助け、急激な血糖値の変化を抑える効果も期待できます。
補給のタイミングは、お腹が空きすぎる前に少しずつ摂るのが理想的です。バイクの運転は全身の筋肉を使うため、自覚している以上にエネルギーを消費しています。目安としては、一時間に一度の休憩に合わせて、数粒のナッツや一口サイズの羊羹を口に含むようなイメージです。こまめに補給することで、集中力を一定に保ち、ツーリングの最後まで景色を楽しむ余裕が生まれます。
また、ゴミを最小限に抑えることもエシカルなライダーとしてのマナーです。市販品のパッケージをそのまま持ち歩くのではなく、あらかじめシリコン製の再利用可能なバッグに詰め替えておくと、走行中にゴミが風で飛ばされる心配もなく、環境にも配慮したスタイルを貫くことができます。自分自身の体と、走るフィールドである自然の両方を大切にしながら、植物の力を味方につけて走り出しましょう。
